ジャンボタニシ駆除へ公金でスッポン投入→釣り人がスッポンを転売

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【佐賀】稲の苗を食い荒らす「スクミリンゴガイ」(通称ジャンボタニシ)を取り除こうと、白石町は今年秋、ジャンボタニシの天敵スッポンを水田の用排水路に放流する。町は以前もスッポンを放ち、「食害を防ぐ効果が表れている」(産業課)としているが、販売目当てに捕獲されるケースが後を絶たず、ジャンボタニシ駆除という“スッポン効果”の衰えが心配されるという。現状を探ろうと、近く田植えが始まる同町馬洗の神辺地区を訪ねた。

「これがジャンボタニシの卵なんですよ」

収穫間近の麦が植わる神辺地区。専業農家の永石幸人区長(64)が麦畑の合間を走る水路を指さした。壁に沿ってピンク色の卵が点在。ふ化した後に水路から水田に入り、植えたばかりの稲の苗を食べてしまうという。

「食害がひどい場所は田植えのやり直しが必要。苗がなくなった時期に被害に遭えば、植え直しもできないんです」

永石さんによると、壁に張り付いた卵を落とせばふ化しないが、成貝が次々と卵を産み付けるため、きりがないという。成貝は水路のほか水田やレンコン畑の土の中でも過ごす。永石さんが水路の底を網で数回さらうと、直径5〜6センチの成貝が10個ほど出てきた。「10センチ前後の成貝もしばしば。夏場に向けてもっと増えますよ」

ジャンボタニシの食害は県内では1985年に初めて確認され、現在ほぼ全域に広がっている。県によると、近年の被害面積は、水稲作付面積の7%に当たる2千ヘクタール前後で推移。ジャンボタニシは水中で苗を食べるため、水を浅く張ることや冬場の水路の泥土上げ、薬剤散布などを合わせた対策を呼び掛ける。

こうした“人力”に加え、深刻な食害に悩んだ白石町は天敵のスッポンを駆除対策に活用。2005〜06年度に計2千匹の稚亀を放流したのが最後だが、この結果、食害の面積は07年度の530ヘクタールから10年度は34ヘクタール、11年度は10ヘクタールまで減少した。

昨シーズンは厳冬で、寒さに弱いジャンボタニシの越冬数が少なかったこともあるが、町は「稚亀の成長とともに食害が減っている」と強調する。神辺地区でも国補助金を利用し2年前から独自にスッポンの成亀計80匹を放流。永石さんも「今年は卵が少し増えたが、効果は上がっている」と手応えを語る。

ただ、スッポン放流には心配の種もある。滋養強壮の食材として知られるスッポンを捕まえて売りさばこうという釣り人が少なくないためだ。

町によると、スッポンは減少気味といい、150万円の公金でスッポン千匹を購入し、9〜10月に放流する予定。約50カ所に捕獲禁止を呼び掛ける看板も設置する。「スッポンに名札を付けるわけにはいかず、町の所有物と証明するのは難しいが、スッポンの捕獲はれっきとした犯罪です」と注意を呼び掛ける。

白石町の水稲作付面積は3300ヘクタール。六角川を挟んで隣接する江北町の水稲作付面積は650ヘクタールと規模は異なるが、1998年度から7年間に計5千匹のスッポンを放流した効果もあり、県の昨年の調査では全20市町で唯一、ジャンボタニシの食害が確認されなかった。担当者は「見つけた卵は必ず駆除するなどスッポン放流で農家の防除意識が高まったことも大きい」。

県杵島農業改良普及センター(白石町)も「スッポンの放流でジャンボタニシが全滅することは考えられないが、駆除へ向けた農家の結束がより強まる」と指摘する。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/304475


ジャンボタニシと言えば、真っ赤な卵。
ナイトスクープの林先生ですら手を上げた最低の食材だよね。
スイーツにした卵を食べたジャンボタニシの研究家が言った「甘いドブですね」という発言は名言。

↓ジャンボタニシの卵。とれすぎだろ・・・
ジャンボタニシの卵.jpg
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/yama/news/2007/070616sukumiringogai.htm
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2012/05/27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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